2010年08月21日

自然葬 散骨準備

しばし 開けていなかった 骨壷をハラハラしながら開けて見ました。 
    自分の手にとってみました。     少し力を入れると 崩れてしまいました。 
       (この状態なら 自分に出来るかも・・・)   そう 自分で粉骨する気持ちになりました。

涙ながらに家族の手で愛情を込めて細かくして 散骨した経験者の記事が 頭から離れませんでした。
他人に頼らず 出来ることは自分でするぐーのが 我が家でした。主人は プロでもやらないことを自分でやってのけてしまう かなり器用な人でしたグッド こんな 簡単なことを 業者に頼むなんて 我々らしくないかも・・・。主人がどこかで見ていたら きっと 「 よし!よくやった笑 」 と喜んでくれるはずちょき

夏が終わる前に 主人の願いを叶えに行かないと・・・と思うと 一人庭先に遺骨を抱えて出ていました家
娘は見るのはちょっと・・・と逃げ腰でしたから 声はかけませんでした。 主人の母から遺骨を分けて欲しいと言われていた分を取り分けて 私は遺骨と向き合いました。

ビニール手袋をはめましたが ケガをするかもしれないと思い 家の中からある物を 持ち出して来ました。
主人と初めて キャンプに行った時に拾った 円柱状の石・・・ 二人の思い出の石です。
(我が家には あちこちの川で拾った 様々な石が オブジェになっていました。) 
「 この石で 叩くといい笑 」 まるで そんな声が聞こえてくるようでした。

簡単に粉になってしまう部分と 力を入れないと 崩れない部分がありました。 
気付くと 娘が しゃがみこんで 見ていました。 
     「 これ固いよ 丈夫な骨だから 〇〇とっておく? 」 
     「 うん ほしい 」
     「 あれ? このホチキスみたいの 何だろう? 手術で使ったものかな? 」
なんせ100針以上 縫った人ですから 針が出てきても おかしくないのです・・・汗
    「 この石は パパとママの初めてのキャンプの思い出の石なの 」
    「 え~ 知らなかった 」
    「 この石も この日の準備だったのかな? こうしてママの手で細かくしてもらえて
      パパは幸せだねハート

黙々 叩きながら 思い出話し・・・  
  
    「 とんとん すると 細かいのが下に沈んで 大きいのが上に出てくるよ 」 と 娘・・・
    「 色々 知識が増えたねグッド  」 
 何気ない会話をしながら 骨は見る見る細かくなりました。 本当に記事で読んだように 思ったより 簡単でした。細かくなると 骨壷の5分の1ぐらいの 入れ物に納まってしまいましたグッド 墓地という土地の問題があるのなら 正に散骨によるエコライフが可能なことを 実感した瞬間でした。貝殻の破片か砂のように 海にまいても おかしくない状態です。 

 「 また 海に潜りたいな~ 」 
 「 潜ろうか・・・ 」

 毎年のように 三人で過ごした海・・・  パパが娘と手をつないで泳いだ海ヨット 
 もうすぐ 連れて行くからねヨット


 

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Posted by マリン at 01:09│Comments(0)遺族として
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