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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2010年06月22日

密葬 お別れの日 2

斎場に着き 事務所に状況を聞きました。 
なんと 失礼な・・・。 同じ女性が?名前も名乗らず「〇さんの火葬がありますか?」と
二度もかけてきたそうです。もちろん 教えはしなかったとの事でした。


周りに情報が流出し 完全な密葬ではなくなった現実が 不思議で また残念です。
でも今 ここにいるのは たった7人。主人の母 妹 娘 私の母 B先生 ・・・


私の父は 実家で自宅待機でした。身体が不自由な理由だけではなく 過去の我々のある問題で
両家は5年以上も顔を合わせていませんでした。 父を呼ぶことは さすがにためらいました。
私の母だけは 主人が「生きているうちにお母さんに謝りたい・・・」とのことで
1週間前に 施設で再会しておりました。 主人の病気のことを母に話したのも 実は最近のことでした。

あれもこれも それもこれも 乗り越えた 私たちでした。
    あんなにお喋り好きで 活動的だった主人は今 人形のように 静かに一人棺の中で
    肉体との別れを待っていました。 寂しがりやで甘えん坊で 無鉄砲でルーズでetc・・・
    子供以上に 手のかかる人でしたがーん…     
 
 
炉の前で 最後のお別れを・・・と 係りの方が棺の扉を開けようとした時
     「開けないで下さい!」   とっさにでた私の一言。
今から 炉に入り 炎で焼かれてしまう主人の顔を 辛くて見られませんでした。 

「もう十分お別れしたから いいわよね・・・」  義母の言葉に救われました。



懐かしい写真を眺めながら 火葬が済むのを待ち 骨だけとなった 主人と対面しました。

我々の波乱万丈の 18年の結婚生活は  こんな形で終わりました。



  




  





           




  


   


Posted by マリン at 21:08Comments(0)遺族として